汲みたての水を使いましょう！

新鮮な水道水で沸騰させたお湯を注ぎましょう。湯の対流で茶葉がポットのなかでよく動き、おいしい紅茶をいれることができます。

紅茶には軟水が適しています

幸いなことに日本は軟水に恵まれていますから、汲みたてで空気を多く含んでいれば紅茶向きです。

お湯は沸騰直後が最適

お湯は100℃のものが最適です。ぬるすぎても、沸騰しすぎても紅茶の香気成分がよく出ません。

ポットは陶磁器・銀・ガラス製のものを

陶磁器か銀製のティーポット、あるいはガラス製のティーサーバーを使いましょう。鉄分を含むポットの使用は、紅茶のタンニンが鉄分と化合して香味を損なうばかりでなく、紅茶の色を黒っぽくしてしまいます。

ぜひ内側が白いカップで！

紅茶の生命は色と香り。その色を楽しむために内側は白く、香りが広がりやすい浅いかたちのものを選びましょう。

1. 新鮮な水で湧かした熱湯を使いましょう。汲み置いた水や湯沸かしに残ったお湯は、中の酸素が飛んでいることが多いので、酸素たっぷりの新しい水（水道水で充分）を沸かしましょう。
2. ティーカップに熱湯を注ぎます。紅茶は、緑茶とは異なり、沸騰したお湯で最大の風味を抽出します。複数人分を一度出す場合には、ポットに人数分のカップ数のお湯と人数分のティーバッグを入れます。ティーバッグは1人1袋、カップの容量は180〜200ccが一般的です。
3. まずカップにお湯を注ぎ、後に静かにティーバッグを入れた方が美味しいと言われています。火傷をしないようご注意ください。
4. 途中でティーバッグを揺すったりせず、静かに待つのが一番です。抽出時間は、お好みの濃さにより2〜3分程度です。
5. そして、最後にティーバッグを引き上げる際に数回揺すりカップ全体が均等になるようにようにします。お好みで、ストレートティーあるいは砂糖やミルクを加えてみましょう。紅茶に果汁やジャム、時にはブランディー等を加える飲み方もおすすめです。

1. やかんに汲みたての水を入れて、火にかけ沸騰させます。5円玉くらいの泡がボコボコ出ている状態が目安です。
2. 紅茶をいれる前に、まずポットとカップにお湯を注ぎ、全体を温めておきましょう。温めたポットに、ティースプーン1杯（2～3g）を1人分として、人数分の茶葉を入れます。細かい茶葉は中盛、大きい茶葉は大盛にするのが目安です。
3. 沸騰したてのお湯を人数分注ぎ、すぐにフタをして蒸らしてください。この時、沸騰したお湯を勢いよく注ぐのがコツ。（1杯分150～160mlが目安）
4. 蒸らす時間は、細かい茶葉は2分半～3分、大きい茶葉は3～4分が目安です。ミルクティーのときは、やや長めにしましょう。その間ポットにティーコジーやティーマットを使うとさらに保温効果が上がります。
5. 美味しい紅茶をいれるには、温度を下げないことがポイント。ポットの中を、スプーンで軽くひとまぜ。茶こしで茶ガラをこしながら、濃さが均一になるようにまわし注ぎしましょう。「ベスト・ドロップ」と呼ばれる最後の一滴まで注いでください。

• 茶葉はストレートティー用茶葉とミルクティー用茶葉と使い分けることが大切です。ミルクティーの時は茶葉を若干多目に使います。
• ミルクティーのミルクは、普通の牛乳が最適。コーヒー用のクリームは避けてください。
• また、牛乳は温めずに、冷たいままか、常温のものを使って下さい。冷たい牛乳が気になる方は、ミルクピッチャーを湯通ししてから、冷たい牛乳を注ぐとよいでしょう。